レポート

ChatGPTについて初心者は何から始めれば良いか​

OpenAI社のChatGPTから始める理由​

ChatGPTの調査において、何から使えば良いか分からない、という方はまずOpenAI社のブラウザ版ChatGPTから始めましょう​。昨今、「xxGPT」「xxAGI」という製品が沢山出てきていますが、​このLLMブームはOpenAI社のChatGPTが各xxGPT製品の源流です。​

xxGPTと名前がつくそれぞれの製品はOpenAI社のChatGPTのAPIを裏で利用しています。​(または、そのコピーのAzureのAPIの利用。​ChatGPT-3.5や4の性能を超えるLLMは現時点では他社には登場していません)そのため、ChatGPTについて知りたい場合はOpenAI社のブラウザ版ChatGPTをまず利用するのが１番の近道です。​OpenAI社のWeb版ChatGPTには無料版のChatGPT-3.5、月額20ドルの有料版のChatGPT-4があります。​

ChatGPT-3.5は雑談用途ならまだ良いのですが、ビジネス活用の性能は十分とは言えないため、​ChatGPTの評価や業務活用を検討している方はChatGPT-4の利用を強くお勧めします​( おそらく、ChatGPT-3.5だけではその本質を評価できません )​( また、後述するプラグインもChatGPT-4ユーザーなら使うことができます )​

本家本元のOpenAI社のChatGPTをまず使うべし​

様々な企業から「xxGPT」という名称で類似サービスが出ていますが、OpenAI社の公式ChatGPTをまず使うのが1番の近道です​。「ChatGPT」で検索すると以下の画面が出ます​

ChatGPTで何ができるのか？：対話と難易度調整​

チャットbotのように、​基本的な対話が可能​(ChatGPTについて教えて下さい、など)​。

なお、上記だけでなく例えば​「小学４年生にも分かるように」と指示することも可能​。

ChatGPTで何ができるのか？：要約​

ChatGPTでは、記事の内容を整理し要約してくれる機能もある。

ChatGPTで何ができるのか？：ロールプレイや創作​

ロールプレイや創作を行ってくれる。

例えばIT企業における面接官と新卒の学生のやりとりをロールプレイなども可能。実際の現場でのリハーサルなどに活用可能。

ChatGPTで何ができるのか？：メンター

ChatGPTをメンターとして活用することもできる。

ChatGPTで何ができるのか？：プログラミング​

自然言語、だけでなくプログラミング言語にも対応​。FizzBuzz問題なども解ける​(3の倍数だとfizz、5の倍数だとbuzzで答える)。​なおテトリスを作ってもらうようなこともできる​(もしエラーが出るとエラーを投げると修正方法も教えてくれる)​。

Google Colaboratly上で動作させると動くかすことも可能。

ChatGPTで何ができるのか？：データ分析や考察​

データを渡して考察をやってもらう、というのもすぐできる​(ただし、計算はまだ苦手)。​例えば上記は人口分布のデータを与えて考察してもらった例​。

デジタル広告の世界などは一部自動レポーティングの取り組みがはじまりつつある​。

ChatGPTで何ができるのか？：補助金申請支援や壁打ち

例えば、実験として事業再構築補助金の要件をinputして、ステップを整理してもらった例​。自社の状況などを入れれば、ある程度フォーマットして作文もしてくれる​。

壁打ちしながら資料を作るのも便利​。

ChatGPTで何ができるのか？：業務日報管理

外国人が英語で入力しても日本語での業務日報生成が可能​。また、複数人の業務日報をChatGPTに読ませ、「全体のサマリ」と「トラブルの抽出」なども依頼可能​。

現場も管理職もうまく使えば負荷が大幅に削減される可能性を秘めている​。

結局、何がすごいのか

• 利用している感覚

  「あたかも画面の向こうに人がいる」​かのような使用感​

• インターネット

  「記憶」の外部化 (キーワードさえあれば検索すればOK)​

• ChatGPT

  「思考」の外部化 (ただし、問う力が重要)​

(使いこなせる人は)​
思考タスクを10倍、20倍にするポテンシャルがある

まとめ​

• ChatGPTについて学ぶのであれば、​OpenAI社のブラウザ版の活用がお勧めです​(xxGPT製品の源流のため)​
• 可能であれば、有料版のChatGPT-4を利用されることを​強くお勧めします​
• チャットだけでなく、プログラミングや創作など、あたかも​「画面の向こうに人がいる」かのような感覚を​ぜひ体感されてみてください​